【画像事例付き】売れる陳列テクニック完全ガイド|現場で効く10の方法

本記事では、店頭販促のプロフェッショナル「エル・ヒップ」が実際の売場づくりで成果を出してきた売れる陳列テクニック10種類を、4つのカテゴリに分けて解説します。
「たくさん売りたいとき」「商品数が少ないとき」「関連商品をまとめたいとき」など、現場の課題に応じて最適な陳列方法が選べる構成になっています。ぜひ参考になさってください。
目次
- 陳列の基本原則|まず押さえる4つの視点
- ①ゴールデンライン(85~150cm)に主力商品を配置
- ②フェイス数(正面の見え方)を増やして露出拡大
- ③視線の動線に「アイキャッチ」や「話題性商品」を配置
- ④陳列設計には「テーマ・ターゲット・導線」を常に意識
- 1.大量陳列で実現する“見せるだけで売れる売場”
- ①エンド陳列|視認性が非常に高く来客の注意を引きやすい
- ②島陳列|360度どこからでも手に取れる演出
- ③ひな壇陳列|立体感で見やすさと手に取りやすさを強化
- ④前出し陳列|商品を前面に出し販売機会を増やす。
- ⑤ボリューム陳列|
- ⑥専用什器展開|ブランドの世界観を演出
- 2.「関連商品を組み合わせて売る」クロス展開
- ①クロス展開陳列|関連商品を売り場にまとめセット買い促進
- ②企画物陳列|イベントや季節感で注目度アップ
- 3.「売場の印象を変える」アイキャッチ・演出型
- ①アイキャッチ陳列(POP型)|情報訴求で購買意欲を高める
- ②アイキャッチ陳列(装飾型)|感情に響く装飾で印象づける
- まとめ|伝わる陳列で、売れる売場へ
陳列の基本原則|まず押さえる4つの視点
効果的な陳列を実現するために、まず基本となる4つの視点を理解しましょう。
①ゴールデンライン(85~150cm)に主力商品を配置
顧客が最も商品を見やすく、手に取りやすい棚の高さである85~150cmの範囲を「ゴールデンライン」と呼びます。この位置に配置された商品は、他の位置と比較して約3倍の視認率を誇ります。特に目線の高さにあたる110~130cmは最も効果が高く、主力商品や新商品の導入時には必ずこのエリアを確保しましょう。
②フェイス数(正面の見え方)を増やして露出拡大
商品の「フェイス数」とは、正面から見える商品の数を指します。フェイス数を1つから3つに増やすだけで、売上が平均35%向上するという調査結果があります。ただし、単純に数を増やすだけでなく、商品の特徴が伝わりやすい角度で配置することが重要です
③視線の動線に「アイキャッチ」や「話題性商品」を配置
顧客の店内での視線の動きは「Z字型」(左上→右上→左下→右下)が基本です。この動線上にアイキャッチとなる商品や話題性のある商品を配置することで、自然な流れで注目を集めることができます。
④陳列設計には「テーマ・ターゲット・導線」を常に意識
効果的な陳列は偶然生まれません。「誰に」「何を」「どのように」伝えたいのかを明確にし、そのために最適な「導線設計」を行うことが成功の鍵となります。
では具体的にどのような陳列方法があるのか、カテゴリ別でご紹介いたします
1.大量陳列で実現する“見せるだけで売れる売場”
①エンド陳列|視認性が非常に高く来客の注意を引きやすい

店舗の通路に面した、連結された棚の両端に商品を陳列する方法です。新商品・季節商品・セール品などを効果的にアピールプロモーションスペースとして活用され衝動買いや関連購入を促進することで売上げUPを狙えます。
②島陳列|360度どこからでも手に取れる演出

売場の広いスペース(通路・中央・催事コーナーなど)に平台やバスケットなどの什器を置き、商品を島状に配置する陳列方法です。目立ちやすくどの方向からも商品が手に取れる島陳列は、迫力と話題性を演出できる最適な手法で、回遊性の高い売場では特に効果を発揮します。特売品や季節商品、催事商品などを効果的にアピールすることも可能です。
店頭において、エンド陳列や島陳列は「売れる陳列」の代表格です。売場内で最も優位なポジションに商品を配置できるため、売上へのインパクトは非常に大きくなります。
③ひな壇陳列|立体感で見やすさと手に取りやすさを強化

ひな人形を飾るように段差を設けて商品を陳列する方法です。数やボリューム感を出したい商品に適しています。
④前出し陳列|商品を前面に出し販売機会を増やす。

商品棚の前面に商品を並べ、常に購入者が見やすく、手に取りやすい状態を維持する陳列方法です。棚の奥にある商品は見られにくく、売れないままになる可能性があります。前出し陳列は商品を棚の前面に出すことで販売機会を増やすことができます。
⑤ボリューム陳列|

商品の「顔」が見えるよう立て置きすることで、同じ商品数でも印象的な陳列が実現できます。
商品数に制約がある場合でも、陳列技術により「豊富さ」「特別感」を演出することが可能です。
⑥専用什器展開|ブランドの世界観を演出

特定の商品やブランドイメージに合わせて特別にデザインされた什器を売場で展開する方法です。ブランドイメージや商品の特性に応じて、ターゲット層に効果的に商品をアピールすることができます。
2.「関連商品を組み合わせて売る」クロス展開
①クロス展開陳列|関連商品を売り場にまとめセット買い促進

異なるカテゴリーの商品でありながら関連性の高い商品を組み合わせて同じ売り場に陳列することで、顧客の「ついで買い」を促進し、客単価向上を実現する手法です。
②企画物陳列|イベントや季節感で注目度アップ

記念日や季節行事に合わせた特設展開は、話題性と体験価値を提供し、強い印象を残す陳列手法です。レシピPOPなどお客様が持ち帰り出来る様、隣に設置すると喜ばれます。
3.「売場の印象を変える」アイキャッチ・演出型
①アイキャッチ陳列(POP型)|情報訴求で購買意欲を高める

商品の「今」を伝えるPOP(新商品やセール情報など)を用いて、商品情報を効果的に訴求する手法です。季節感を演出することで、さらに注目度を高めることができます。
②アイキャッチ陳列(装飾型)|感情に響く装飾で印象づける

売場での視覚的な演出により、購買行動を促進する手法です。遠くからでも目を引くデザイン、テーマカラー、ユニークなフォルムや仕掛け、季節に合わせた装飾などを活用します。
例えば花のモチーフはリラックス効果や空間を変える力も持っており、商品への興味・関心を引き出すことが期待できます。また、店舗のイメージ向上に寄与し、お客様とのコミュニケーションツールとしても活用可能です。
まとめ|伝わる陳列で、売れる売場へ
陳列とは、売場での”無言の営業マン”です。重要なのは「顧客の立場に立って考える」こと。商品を手に取る瞬間の顧客心理を理解し、そのニーズに応える陳列を設計することで、必ず成果に結びつく売場が生まれます。あなたの売場にも、明日からできることがきっとあるはずです。ぜひ実践して、その効果を実感してください。
本記事は、店頭販促の専門会社「エルヒップ」の現場ノウハウと最新事例を元に構成しています。店舗別の陳列改善サポートや事例紹介も可能です。ご希望の方はぜひお問い合わせください。
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